●ブラック企業から転職した人のエピソード
1.小売業で働いていた30代女性
毎月100時間以上のサービス残業が続き、1か月休みが無いことは当たり前で、常に人手不足でした。
本来5人で回す仕事を1人で行っており、 朝の7時から出勤し、店に泊まり込んで、閉店後に床にダンボールを敷き、ダンボールと作業着をかけて眠り、朝方荷物が運ばれてくる3時から起床し仕事をしていたそうです。
この状態について、中小企業の会社だから仕方ないと思っていて、休みや残業手当がつくのは大企業だけだと本気で思いこんでいたそうです。
この会社では仕事中パソコン前で亡くなった上司、仲の良かった同僚も2人過労で亡くなっています。
ついに女性はストレスによる病気が原因で退職しましたが、現在は残業代が出て残業も減り、有休を消化できる職場で働いています。
しかし、転職した当初は『こんなに休んでは責められるんじゃないか』と眠れない日々が続くほどで、責められたらどうしようと強迫観念に襲われて、休みの日も自宅で事務仕事をしていたそうですが、今では有給休暇も取れるので、この会社で働き続けようと言っています。
2.製造業で働く20代女性。
前社はサービス残業やハラスメントが横行していて、祖母が亡くなったと伝えると、上司から「そう……今日の仕事どうするの? 引き継ぎとか」と言われたそうです。出社して引き継ぎをして新幹線に乗ったものの、常に電話が掛かってくる状態だったそうです。
現在の職場では、祖父が危篤になったとき、「何悩んでるの、早く帰ってあげなさい。こういう時は事後報告で良いんだよ」と、上司が強く退社を促してくれたことに驚いたといいいます。
3.サービス業では働く30代男性
サービス残業や有給休暇が取得できないことが常態化している会社から、転職して福利厚生が充実している職場で働くようになりました。
最も信じられなかったこととして、 「皆が有給休暇や福利厚生という権利を当たり前のものとして享受し、私の過去の話を聞くと彼らのほうが驚いたことです」 と言います。
この例にあるように、転職してかつての職場環境が劣悪でブラック企業だとはじめて気づくことが多いのです。
新卒だと、自分の会社がブラック企業なのか、自分の努力不足で煩わしさを感じているのかわからなくなる人も少なくありません。
みなさん「自分一人で判断することは難しい」と言います。
ひとりで悩まないで、いいづか社労士・FPオフィスにご相談ください。
いいづか社労士・FPオフィス
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