「嫌なら辞めろ」は禁句

query_builder 2024/01/30
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●社員に辞めろと言うのは禁句です


新人に対して「嫌なら辞めろ。代わりはいくらでもいる」と言ったところ、本当に辞めてしまったというのはよくある話です。
そして、言った本人は「辞められるとは思わなかった。助けてくれ」と泣くことになります。

仕事を頑張っている先輩社員からすれば、何事も指示待ちで、やる気のなさを顔に出すような新人なら、いない方がマシだ、「嫌なら辞めろ」とイライラすることもあるでしょう。

特に入社倍率が高かった会社であれば、つい「代わりはいくらでもいる」と思いがちです。
しかし本当にに辞められてしまっては、代わりの人を採用するのも苦労しますし、上司から「お前のせいだ」と責められ、管理能力を問われます。
さらに新人に頼もうと思っていた雑用も、自分に逆戻りしてしまいます。

私からみると「新人に不必要なストレス与える方が悪い」

「社会人として一番育てやすい時期の新卒社員も育てられないなんて情けいない」と言いたくなります。


しかし、本人は、

「 言葉のあやだろ? なんでまともに受け取っちゃうかな」

「せっかく入った会社だろ、そんな簡単によく辞めれるな。理解できん」
「社会人なら多かれ少なかれストレスと戦うものだろ」
と反論するでしょう。こう考えるのは、あくまでも辞めた新人のストレス耐性が弱いからだと考えているからです。

「あなたの言ったことはパワハラだ」と言っても「パワハラじゃないだろ、ちょっと厳しく指導しただけ。ハラスメント、ハラスメントとうるさいよ」と言ってくるでしょう。

本人の頭の中は上司にどう言い訳するかだけです。

「とにかく俺はいまから上に対する言い訳を考えないといけない。ああめんどくせえ」とうんざりしているだけです。

今どきの新入社員は『代わりの会社はいくらでもある』と考えていますよ。

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