パワハラで社員は辞めていく(6)客の前で暴言

query_builder 2023/11/28
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●女性が勤務していた居酒屋は、カウンターが7席、4人テーブルが1つという、こじんまりした店でした。


経営者は料理担当で、バイトが1人でカウンター、アルコール類・料理を運ぶ、食器を下げる、食器洗い機、片付け、会計、店頭までの見送りなど全てを行う体制でした。
アルバイト1人で料理以外のすべてを担当するのは至難の業です。


女性の出勤日はオープンから予約や立ち寄りなど満席で、閉店までサイクルが絶えず、アルコールや料理の追加やシンクには洗い物が溜まり、注文も待ってもらう状態でした。


この体制の場合、客が複数が来店すれば回らなくなることも予想できそうですが、そんな動きが気に入らないのか、経営者は『料理ができとんや!はよ持ってけや』『さっさと動かんか!役立たずが!』と怒鳴ったり、カットレモンがないので『出してください』と頼むと、投げつけてきました。


客の前でも平気で女性に暴言を吐く経営者。

そんな中、バイトの1人が理由もなく連絡が途絶えてしまいました。

その穴埋めに、週末の3連勤、また同じパターンが続き、精も根も尽き果て、手足も筋肉痛で、ビールサーバーから生ビールを注ぎながら『これはもう無理だ』と思い限界を感じました。

バイトのひとりが“飛んで”しまい、代わりに入った3連勤で退職を決意しました。

3か月で店を辞めた女性は「パワハラは言葉の暴力です。傷や怪我は癒えますが、言葉の暴力はいつまでも映像と共に記憶に一生残ります」と言っています。

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いいづか社労士・FPオフィス

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